★★【コラムメビウスの輪】ジャンクフードを食べて減量できるか?★★(弁護士 小寺正史)

小寺弁護士, 弁護士ブログ

 ジャンクフード、いわゆる塩分の強いスナック菓子などは不健康とのイメージです。これを食べ続けると太るし、健康を害すると思われています。しかし、世の中には探求心旺盛な人がいるもので、このジャンクフードを適量食べ続けて、なんと減量に成功した例があるというのです。

 この事例から分かることは、たとえジャンクフードであっても、食べ過ぎなければ肥満になるものではないということがいえます。すなわち、肥満の原因は食べ物の問題ではなく、食べる量の問題ということになります。

 「・・・は別腹」とか「・・・を食べても太らない」等という言葉を信じたいものです。しかし、人間は飢餓の時代を生き抜くために、本能的に食べて運動等で使われなかったカロリーは、脂肪などに変えて蓄えるようになっています。肥満はさまざまな病気の原因となるやっかいなものです。科学的に考えて、合理的に判断する必要があるようです。

 ところで冒頭の実験を行ったのは、ジェフ・ウィルザーという人です。彼は、「適切な量を守っていれば悪いものはほぼない。鍵を握るのは『量』なのだ」との考えで、自分自身で様々な実験を行ったとのことです。「科学でわかった正しい健康法」には、実験結果などが記載されています。
 これによると、約1ヶ月間、主にジャンクフードを1日約2000キロカロリーになるように調整して食べた結果、体重が5kg減っただけではなく、体脂肪も2%減り、BMIも28.8から24.9と標準になったとのことです。

 しかし、栄養が偏ったためか、床屋で髪の毛が細くなったと指摘されたとのことで、著者は健康的な方法として勧めているわけではありません。あくまでも健康には、何を食べるかよりも、食事の量(カロリーの総量)が重要であることを主張しているものです。念のため。

(実験方法)
 A 食べるもの
  以下の食品のみ。野菜、果物、生の肉、魚、パン、パスタは一切食べない。
① ジャンクフード 
② ブラックコーヒー
③ プロティンシェイク
④ ウイスキー
 B 総カロリー
  身体の動かした程度に応じて、2000キロカロリー前後に調整
(ジョギングをして400キロカロリーを消費したら、それに応じて多く何らかのジャンクフードを食べて調整する)
(例外)
  18日目に,例外を設けて4179キロカロリー摂取  
 C 期間 33日間
                                                          以上

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