【札幌第一ホテルの思い出】(弁護士 村田)

弁護士ブログ, 村田弁護士

先日,今月の20日で札幌第一ホテルが閉館というショッキングなニュースが流れていました。
私個人のフェイスブックページに「札幌第一ホテルの思い出」というタイトルで書いたものに,少し手を加えたものを今回は紹介させていただこうと思います。
札幌弁護士会は現在北1条西10丁目に弁護士会館(自社ビル)を持っていますが,札幌弁護士会が自社ビルを持っていなかった時代,弁護士会の委員会などの会議は,当時大通西10丁目にあった第一ホテルで行われるのがほとんどでした。
各弁護士がいくつも委員会を掛け持ちしているため,第一ホテルに月に何度も通うことになります。
当時の支配人さん(だったと思います)は,どの弁護士がどの委員会に所属しているのか,すべて頭に入れてくれていました。会議のたびにひっきりなしにやってくる弁護士に,「あなたは今日は○○の部屋,あなたはこの部屋」などと素早く案内してくれていました(冬場は,コートを着ているので,「あなたのコートは1階のクロークで預けて,あなたは会議室で預けて」という案内も加わります。しかも,委員会の配属は毎年変わるので,年度が替わるごとに覚え直してくれていました。)。
こんな支配人さんの姿に,プロフェッショナルの仕事の一端を見た思いがしたものです。
懇親会も第一ホテルで行うことがほとんどでした。委員会の忘年会や年度末の打ち上げは,沢煮鍋という第一ホテル名物の鍋というのが定番でした。
とても美味しい鍋なのですが,当時は年に何度も食べていたので,「また今日も沢煮鍋かよ」と思ったこともありました(ごめんなさい)。
その後,札幌弁護士会は自社ビルを取得したので,第一ホテルを利用する機会が減り,第一ホテルも現在の場所に移転したため,さらに利用する機会は減ってしまいました。
人間ワガママなもので,こうなると無性に沢煮鍋を食べたくなります。
第一ホテルの移転後は,懇親会の幹事を自分がやったり,幹事に「懇親会は第一ホテルでやれ」とねじ込んだりして沢煮鍋を食べる機会を作っていました。
その度に「やっぱり沢煮鍋は美味いよね。」「年に1度は食べたいね。」という話で盛り上がっていました。

そんな第一ホテルが閉館してしまうのは寂しくて仕方ないのですが,寂しがってばかりいても仕方ないので,沢煮鍋をテイクアウトしてみました。
20日までにあと1回は食べようと思っています。

                             
 
            
 

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