【運動すれば幸せになる】(弁護士 小寺 正史)
運動が身体に良いことはよく知られています。
スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏によれば、運動の効果は更に大きく、運動で「人生の満足度」が高まり幸せになるとのことです。これは同氏の著書「スタンフォード式 人生を変える運動の科学」において詳しく記載されています。
同書によれば、人体には、人を活動的にさせる仕組みが備わっていて、運動すると、脳内化学物質が活性化し、エネルギーが湧き、人との絆が深まるなど、様々な効果が得られるそうです。脳の炎症を抑える効果もあるため、うつ病や不安症の防止にもつながるとのことです。
ではどの程度運動をすると効果があるのか? 運動を1回しただけでも気分は爽快になります。さらに定期的な運動によって顕著になるとのことです。ジムの新規会員らを対象にした実験では、週4回の運動を6週間継続すると、不安が軽減し精神的に大変効果があり、運動習慣が定着するとのことです。まさに継続は力なりです。
運動は身体に良いだけでなく、「人生の満足度」が高まり幸せになるとのことです。運動になじみのない方も、ウオーキングなど取り組みやすい運動にトライされてはいかがでしょうか。
また、自然の中で行う運動を「グリーン・エクササイズ」と呼び、どんな運動であれ、屋外で体を動かし始めて5 分もすると、気分が明るくなり、楽観的になるとのことです。
これから寒い季節を迎えますが、コロナを心配されて外出を控えられていた方も、ワクチン接種の上、時には屋外での運動にチャレンジされてはいかがでしょうか。