【いざという時のために。】(弁護士 小寺正史)

小寺弁護士, 弁護士ブログ

 今年の札幌は、8年ぶりという降雪量で、皆さま雪かきなどで日々大変ご苦労されていることと思います。
主要道を始め、生活道路も除排雪が不十分なため、道幅が狭く、路面状態も悪く、立ち往生するなど、運転にも大変な思いをされていることでしょう。
          
私も最近、狭い道路の真ん中で雪にはまり身動きとれない状態の車に出会いました。丁度通りがかりのトラックの運転手と一緒に、その車の脱出に協力しましたがうまくいかず、結局、JAFに頼んで牽引してもらうこととなりました。
          
ひとまず安心して帰宅したのですが、ふと気になり、いざという時のために、私の車の牽引フックを確認しようと思い立ちました。
しかし、私の車のどこを見ても、牽引のためのフックが見当たらないのです。あわてて取扱説明書を引っ張り出して読むと、フックは装備されておらず、どうしても必要な場合は、車体の前後にある丸い覆いを外し、その穴から工具入れにある、フックを取り付けるとのことでした。しかも、覆いを外す際や、牽引する場合には、車体に傷が着かないよう注意するようにとのことでした。
 どうも、昔の経験ほど、簡単に牽引できるものではないことがわかりました。
 車の運転には、事故を起こさないよう細心の注意が必要ですが、それだけではなく、トラブルが生じたときに対応できるように、取扱説明書を読んでおく必要があると痛感しました。

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