【意外と難しい? ごみの分別】(弁護士 角)

弁護士ブログ, 角弁護士

まもなく新生活シーズン到来で、引っ越しや大掃除をされる方も多いのではないでしょうか。
引っ越しや大掃除で出るのがゴミ。あまり捨てることのない物については、分別で迷うことも少なくないと思います。
たとえば、プラスチック製のハンガーやゴミ箱(金属が含まれていないもの)は、どの分別で回収に出したらよいと思いますか?

・・・

答えは、お住まいの市町村によって違います。
例えば、札幌市であれば、「燃やせるごみ」ですが、苫小牧市であれば、「プラスチック」です。(50cmを超えるものは,大型ごみだそうです)
札幌市で無料回収されるプラスチックは「容器包装プラスチック」のみです。
プラスチック製のハンガーやゴミ箱などは、それ自体が商品である「製品プラスチック」として、「燃やせるごみ」と分類されています。

こんな風に分別で迷った時に役に立つのが、各市町村で作成しているゴミ分別の50音表です。
札幌市だと「家庭ごみ50音分別辞典」、苫小牧市だと「ごみの分別検索表」というページがそれぞれの市のウェブサイトに掲載されています。
例えば、ハンガーなら、「は」の所を見ると、素材別に分別区分が記載されているといった具合です。分別区分だけではなく、回収に出す際の注意点や、回収拠点への持ち込みだと無料になるなどの情報も記載されています。

もちろん、環境のためにはごみの量をできるだけ少なくすることが一番ですが、どうしても出てしまうゴミについては、しっかりルールに従って捨てることで、資源の再利用ができるだけでなく、焼却効率もよくなり焼却炉の寿命が長くなるというメリットもあります。
みんなのちょっとした意識でサスティナブルな社会の実現ができたらいいですよね。

pagetop