【電話】(弁護士 小野田)

小野田弁護士, 弁護士ブログ

事務員が席を外しているときなどは私も電話をとりますが、保留にする方法は覚えたものの、転送の仕方が全く覚えられません。ご迷惑をおかけした皆様、申し訳ありません。
電話機にボタンが多すぎるのですよ。先日50歳になった私が子供の頃は、ダイヤルしかありませんでした。プッシュホンになったのはいつ頃からでしょうか。
小林明子が「ダイヤル回して手を止めた~」と歌っていたのは1985年で(恋におちて-Fall in love-)、翌年には徳永英明が「かけ慣れたダイヤル回しかけて、ふと指を止める」と歌っています(レイニーブルー)。
一方、斉藤由貴は1985年に「最後のファイブが押せなかったテレフォン」と歌っていました(白い炎)。この頃にダイヤルからプッシュホンに替わっていったのでしょう。
話は飛びますが、この3曲では、ダイヤルかプッシュホンかを問わず、電話をかけはじめたが途中で止めるという行為の描写によって、迷いやためらいといった心の動きを表しているのですね。スマホ時代で電話をかけるのに番号を押すこともしない子どもたちにはこの微妙な感覚、切なさは分からないのでしょう。
話は戻りますが、私も電話を転送しようと電話の盤面を見つめて焦り、途方に暮れ、切ない思いをしているのです。
「私、愚かな女の子ですか?」(斉藤由貴「白い炎」)

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