【納骨や永代供養をどうするか? 考えたことがありますか。】 (弁護士 小寺正史)

小寺弁護士, 弁護士ブログ

 私たちの事務所では、病院からの依頼で相続人調査を行い、お寺に遺骨を納骨し、永代供養のお願いをした事例があります。

          
 この方は病院の入院患者で、身内との折り合いが悪く、病院に預金等の管理を任せていました。しかし、薬石効なく亡くなられてしまいました。病院では葬式をし、遺骨は亡くなった方のご自宅の仏壇の前に安置しました。
 さらに病院では、遺産を相続人に引き渡すために、当事務所に相続人の調査等の依頼をされました。
相続人調査の結果、財産の相続については順調に進みました。しかし、遺骨については相続人に対応して貰えませんでした。
 このままではやりきれないので、私がたまたま縁のあったお寺に相談したところ、納骨を快く引き受けてくださり、永代供養までもしていただけることになりました。そこで、当事務所で、そのお寺に納骨し、永代供養をしていただきました。
          

 誰も管理していない家の仏壇の前に、遺骨が置かれたままの状態というのはなんともいたたまれない思いでした。年を越す前に無事納骨できていまはホッとしています。
          

人間やがていつかは死ぬわけです。この件を通じて痛感したのが、遺言を作成するなど、それなりの対策をしたおいた方がいいということでした。

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